DeepL APIで翻訳を行う際に、glossary(グロッサリー・グローサリー)を指定することで、翻訳結果をカスタマイズすることができます。
これにより、特定の単語を翻訳しないようにしたり、特定の単語を特定の単語に置き換えるようにしたりすることができます。
例えば今回のコードでは、Helloという単語をハローという単語に置き換えるように指定しています。
これにより、通常はDeepL APIで翻訳を行った場合にはHello, world!という文がこんにちは、世界!という文に翻訳されるのですが、glossaryを指定した場合にはハロー、世界!という文に翻訳されるようになります。

glossaryを利用したNode.jsプログラムの例
以下のプログラムでは、translator.createGlossary()でglossaryを作成し、translator.translateText()で作成されたglossaryを指定して翻訳を行っています。
なお、Node.jsパッケージは"deepl-node": "^1.13.0"となります。
以下、コードとその出力結果です。
- Node.jsプログラムのコード
(async () => {
const resNormal = await translator.translateText(`Hello, world!`, 'en', 'ja');
console.log("glossaryを指定しない場合の翻訳結果:");
console.log(resNormal.text);
const pairs = {
source: "Hello",
target: "ハロー",
}
// Create a glossary
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const res = await translator.translateText(`Hello, world!`, 'en', 'ja', { glossary, });
console.log("glossaryを指定した場合の翻訳結果:");
console.log(res.text);
- 出力結果
glossaryを指定しない場合の翻訳結果:
こんにちは、世界よ!
glossaryを指定した場合の翻訳結果:
ハロー、世界よ!
以上です。
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